フランス語を学ぶなら、ケベックはいかが?1年間の留学でここまで学べた!

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フランス語を学んでいる大学生、社会人、その他の方々は、フランス語を磨くため海外留学を考えているのではないでしょうか。

フランス語を学ぶならフランスへ!ではなく、カナダのケベック州という選択肢もあります。

ここでは私が実際にケベックへ留学した時の体験談を交えて、ケベックでフランス語を学ぶことの魅力を説明します。

ケベックの治安、物価、ケベック人の性格、気候、食べ物

ケベック州の中でも私が留学していたのはケベックシティという州都で、モントリオールからバスで3時間ほどの都市でした。人口もケベック州ではではモントリオールに次いで2番目の大きな都市でしたが、雰囲気はどちらかというと「自然が溢れる豊かな街」という感じです。

交通手段が電車がないのでバスになりますが、日本のバスより大きく速く、交通網がしっかりしているので不便さは全く感じません。

ケベックシティの治安は、東京よりも良い

ケベックシティは治安がかなりよく、スリや強盗などの心配はほとんどありません。財布を落としても盗られたりしないですし、地下鉄がないのでホームレスもほとんど見ませんでした。

物価はCAD(カナダドル)のレートにもよるのでなんとも言えませんが、私の頃は1CAD=75円〜90円くらいで、レストランで外食すると10〜16ドルくらいだったので、日本円に換算すると東京とそんなに変わりませんでした。スーパーではマフィンやパンが安かったです。水は水道水が飲めて、買うと高くつきます。

ケベック人の性格や雰囲気ですが、もともとカナダは移民の国なので外国人に対する差別がなく、お店の人や大学生も親切な人が多かった印象です。

気候は既に知っている人もいるかと思いますが、冬はマイナス20〜30℃になります。非常に寒いですが地下通路が移動手段として発達しており、建物や洋服、雪かきの機械などきちんと整っているので、寒さ対策は問題なくできます。スキースケートなどウィンタースポーツに挑戦したい方にはおすすめです。

ケベックの友人から、「どうして日本は『四季があリます!』って言うの?どんな国でもあるよ!」と言われたことがあります。確かにその通りで、ケベックも夏はカラッと28℃とかまでは上がり、秋は真っ赤な紅葉が楽しめます。日本よりも四季がはっきりしていて、ジメジメしていない分過ごしやすいです。

食べ物は、あくまで個人的見解ですが美味しいです。アメリカのようにハンバーガーやサンドイッチ、ピザなどはもちろん美味しく、ケベックの伝統料理であるソーセージやじゃがいもにメープルシロップをかけて食べる料理も美味しいです。野菜やフルーツも新鮮です。

日本料理がどうしても食べたい時には、スシ専門のレストランへ行きました。日本食のスーパーはほとんどないですが、ラーメン屋さんとかであれば見つけられます。

ケベックの公用語はフランス語と英語。両方とも学べるのか?

ケベックはカナダで唯一フランス語圏である州です。実際、街で歩いていて聞こえてくる言語はフランス語ばかり。とは言え、カナダなので英語も多くの人が話せます。特に若い人の方が英語とフランス語のバイリンガルであることが多いです。大学の授業も英語で行われるものもあります。

では、ケベックに行けば英語もフランス語も両方とも学べるのか?についてです。答えは、「学べる、どちらかに絞って学んだ方がいい」です。「フランス語しか喋らないぞ」と言う意気込みがあった方がむしろいいです。英語は、フランス語でどうしても伝えられない時に補足で使ってみるとか、ついでに英語の単語も覚えちゃお!くらいがいいです。

なぜかというと、フランス語は難しいので中途半端な努力では上達が難しいからです。日本で学んでいてもフランス語の難しさは痛感してきていると思います。せっかくの留学なので、フランス語の会話能力をしっかりアップさせちゃいましょう。

ケベックに留学しに来ている留学生は、中国人、他の州のカナダ人、メキシコやペルーなどの南米出身、オーストラリア人、イギリスやドイツ、スペイン出身など偏りが少なく国際豊かでした。カナダ人やオーストラリア人、ヨーロッパ出身の人は英語が母語であったり、第二外国語として既に習得している人ばかりです。彼らと友達になって、英語で会話してみるのも良いですね。

フランス語の訛りが強いと聞いたけど・・・実際のところはどうなの?

ケベック留学について調べていると、ケベックのフランス語は「訛りが強い」と出てくることがあるかと思います。実際、ケベック独特の訛りはあります

ケベックに行ってからフランスへ行くと、フランスのフランス語のわかりやすさに驚きます。「絶対にフランス(パリなど訛りの少ない地域)のフランス語が学びたい!」と言う人は、ケベックに留学はしない方がいいです。

でも、ケベックのフランス語って、もともとフランスで話されていたフランス語なんですよね。なので訛りはあってもフランス語はフランス語なのです。そして、訛りが強い分、普通のフランス語を聞いた時にめちゃくちゃ簡単に感じます。ケベックでフランス語が聞き取れるようになったら、リスニング力は相当すごいです。

まとめ!ケベックをおすすめしたい理由

ケベックをおすすめしたい理由を簡単にまとめます。

・治安が良い。
・移民の国なのでヨーロッパに比べ差別がない。
・日本人が少ないため、日本語を話さない。上達が早くなる。
・食べ物が美味しい。
・日本の都会とは少し違った開放感のある生活を送れる。

ケベックについては他の記事も上げていくので、そちらもぜひチェックしてください。

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