メニエール病で社会人生活が不安なあなたに

健康管理

本日のテーマは現在社会人に急増している「メニエール病」と、その前兆ともなる「急性低音障害型感音難聴」です。症状と原因、治療法について実体験に基づいて説明します。

ムチ太
ムチ太

急性低音ガタガタ・・・?漢字多すぎてよく分かんないけど、なんとなく大変そうな名前だなぁ〜

急性低音障害型感音難聴とは?

突然耳の聞こえがおかしくなる症状ですが、名前の通り低音が聞こえづらくなってしまう難聴の一つです。ほとんどの方が下記のような自覚症状を認めています。

  • 片耳だけ、耳の中に膜が張っているような感覚がある
  • 水の中にいるような感覚になる
  • エレベーター飛行機に乗っているときに耳が詰まる感覚がずっと続く
  • 唾を飲み込んでも耳の詰まりが解消されない
  • 音は聞こえなくはないが、片耳だけ聞き取りづらい
  • 耳の違和感の影響により、吐き気やめまいが起こるときがある

 (※片耳だけ異常があるパターンが多いようです)

耳鼻科で聴力検査をするとわかりますが、低い音だけ微妙に聞こえなくなってしまっています。また、服薬などで良くなっていきますが、自覚症状として耳の違和感が残り続けてしまう方もいます。

メニエール病とは?急性低音障害型感音難聴との違いは?

メニエール病は30〜40代の方に多く見られる病気と言われていましたが、最近は年齢関係なく小学生から20代の若い方でも見られる病気となりました。
タッキー&翼の翼さんがかかっていた病気としても有名ですよね。

メニエール病とは、めまいや吐き気を発作的に繰り返す病気を指します。 その他に耳鳴りや難聴などの「聞こえ」に関しての症状も併発します。 発作の時間は数十分から数時間とさまざまであり、何度も発作を繰り返すこともあれば、一度きりの発作でその後再発しないこともあります。

引用元:メニエール病について | メディカルノート

簡単にいうと、メニエール病は急性低音障害型感音難聴の進化系です。メニエール病と急性低音障害型感音難聴の違いは、「回転性のめまいが複数回起きたかどうかで判断している」と先生には言われました。

ただし、メニエールは自覚症状が非常に重要となるので、どんなめまいだったか、どういう頻度で起きているかなど細かい症状を伝えることが大切です。

めまいについて

  • 回転性めまい…自分や周りがぐるぐると回転しているように感じるめまい。
  • 浮動性めまい…自分がふわふわ、ゆらゆらとしてしまうめまい。

 

私は難聴からメニエール病に発展した経緯があるので、「ただの難聴」と侮らない方が良いかもしれません。

メニエール病の原因は?「ストレス」なのか?

メニエール病の気になる原因についてですが、どうやら確実なものは明らかになっていないようです。そのため「ストレス」「疲れ」が主な原因とされています。例えば職場で異動になったとか、クラス替えの直後とか、新しい環境に入ったタイミングで発症する方は多くいるようです。

しかし、それだけでは説明できない部分も多くあります。メニエール病にかかって何年も経つ方から聞いた話によると、なんと休暇中のストレスフリーな時にも回転性のめまいがくるとのこと。「アイツがキターー!」ってなるそうです。

天気や気圧の影響があるという話もあります。原因が不明確なので難しい病気なことは確かです。

メニエール病の効果的な治療法は?完治までの道のり

メニエール病やその疑いのある症状がある場合は通常しばらく安静にしたり、薬での治療を行うことになります。
飲む薬は大体決まっており、メチコバールなどのビタミン剤や漢方、めまいや吐き気を抑える錠剤の薬、そしてめちゃくちゃマズイ液体の薬です。

このマズイ薬が最も有効で、メニエールの症状がでた時に飲むと一回だけでも少し楽になります。

ただし、薬で一度治ったとしても、非常に多くの方が再発すると言われています。年に1回めまいが来る方、ひどい方は難聴がずっと治らない場合もあるようです。もちろん完治する方もいますが、長年付き合わなければいけない病となる可能性もあります。

メニエールで会社を休職や退職はありなのか?

メニエールで思うように仕事ができず悩んでいる方もいると思います。メニエールの症状は人それぞれなので、ちょっと薬を飲めば症状がおさまる人もいれば、目眩や耳鳴りが酷い方もいます。

また、「メニエール病」はかかったことがない人には割と勘違いされやすい病気です。ズル休みしてるんじゃないかとか、誰にでも体調の優れない時はあるのに大げさだとか、会社休むほどではないんじゃないの?とか、私自身も言われたことがあります。

職場に理解のある人がいれば救われますが、そうでない場合は上司にしっかり説明する必要があります。ただ、理解のない職場で体力的にも精神的にも辛い状況が続くのであれば、無理せず退職する決断をした方がいいかもしれません。

もちろんメニエールにかかってもそのまま仕事を続けている人も沢山いますが、だからと言ってあなたの症状と同じレベルかどうかなんて分かりません。休職という選択が可能ならそれもありですし、一度休んで今後の働き方を考える時間を作ってもいいでしょう。

まとめ

私の場合は急に右耳が詰まったような感覚となりました。
「まあそのうち治るだろう」と思っていたのですが、翌日症状が急に悪化し、バランス感覚がなくなり、真っ直ぐに歩くことすらできなくなっていました。会社から家に着いた頃には自分がぐるぐると回転しているような感覚に襲われました。

回転性のめまいは4時間ほどで一旦治りましたが、その後も一週間おきに来るようになり、吐き気が続いて仕事どころではなくなりました。

私の職場は理解のある方だったので続けられましたが、今後の働き方を考えるきっかけとなりました。何が原因か分かりませんが、できるだけ体に負担のないように働くことを意識しています。適度な運動も必要ということが分かり、週2日以上はジムに行くようにしました。

今後は私のメニエールが改善されたかどうかについて進捗をまとめていきますので、そちらもぜひご参考くださいね。

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