日本語教師の仕事とは?
日本語教師とは、日本語を外国語として学びたい外国人に日本語を教える仕事です。
日本語は世界の中でも最も難しい言語の一つと言われており、「て」「に」「を」「は」のような助詞の存在、ひらがな・カタカナ・漢字の使い分け、「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」のような敬語など、日本語固有の文法や言い回しがあり、外国人が習得するには非常に難しい言語です。
日本語教師になる人は、外国人には理解しづらい文法や表現について、わかりやすく説明できる能力と日本語に関する深い知識が必要です。また、日本の政治や経済などについてもある程度は知っている必要があります。さらに初級レベルの学習者に教える場合、英語や中国語なども話せると便利です。
コロナウイルスの影響でオンラインでの学習がさらに主要な学習方法になって来ている中、日本語教師も同じようにオンラインスクールが少しずつメジャーになってきています。
オンラインの場合は学習者のレベルも幅広く、日本語がまだまだ話せない人も多くいる印象です。また、画面越しでの説明となるため、ある程度は英語も使用できる方が教えやすいかと思います。
日本語教師になるために絶対に必要なものは特にありませんが、日本語教師の資格を取っていると有利です。
日本語教師の資格を取るためには?
日本語教師の資格は日本語教師検定試験と言い、その試験に合格することで取得できます。
または大学で日本語教育を専攻し、日本語教授法をマスターしている方が日本語教師として活躍しているようです。他にも通信教育講座などで取得可能で、約420時間のコース(10万円〜30万円程度が一般的)を受ける方法もあります。
日本語教師検定試験は年に1度しかないため、その機会を逃すと1年待たなければなりません。
独学で資格を取得するのと、上記のように授業を受けて取得することの違いは明確です。独学の場合は費用がかなり抑えられますが、最近は資格を持っているだけでなく実際に模擬授業を行ったことがある人や経験がある人でないと応募不可なことも多いです。
オンライン、資格不要で働ける会社とは?
コロナウイルスの影響で日本語教師もオンラインでの募集が目立ってきています。
日本語教師は副業としてもぴったりな仕事で、オンラインの場合は特に自分の予定に合わせて教えることができます。
また、資格も必ずしも必要ではないため、意欲があれば応募することができます。
オンラインで働ける会社は以下です。
ジャパトーク
ジャパトークは資格無しで、長く働く意欲がある方であれば採用されやすい会社です。
好きな時間に働けて、完全オンラインなので在宅で仕事ができます。Skypeを利用できればいいので、自宅やコアワーキングスペースなど、インターネットがつながる場所であればどこでも構いません。
また、ジャパトークは日本語に特化したサイトのため、数あるオンライン授業のサイトの中でも利用方法などの説明がわかりやすくおすすめです。
Preply
Preplyは日本語だけでなく多言語の教師を募集しているサイトで、日本語の教師も募集しています。
資格がなくても教えることに興味・意欲があればPreplyで講師として登録することが可能です。
またPreplyは登録無料で、レッスン提供可能な日時を設定するだけで始める事ができます。レッスン後に手数料が引かれた分が自分の収益となります。
AmazingTalker
AmazingTalkerも日本語だけでなく多言語の教師を募集しているサイトで、かなりメジャーではありますが何らかの語学授業経験が必要です。
上記で紹介した他のオンライン授業からスタートして、掛け持ちでAmazingTalkerに登録することも可能なので、まずは他の資格不要な会社に応募をしましょう。
授業料は比較的自由に設定可能です。一般的には25分のレッスンが6〜10ドル、50分のレッスンは15〜28ドルです。
まとめ
日本語教師は資格よりも経験を重視されることが多いため、資格不要の会社で少しずつ教え、慣れてきたら年に1回ある日本語教師試験を受けるのがベストです。
また、日本語教師は簡単な仕事だと思われがちですが、日本語の文法的な理解をはじめ、政治や経済、英語の能力なども必要になります。生徒からの人気もなければ続けて仕事を得ることも難しいため、生徒の立場になって教えることができるよう頑張ってください。
人気教師になれば、副業でも月に15〜20万円ほど稼ぐことも可能です。
副業を探しているなら、日本語教師を目指してみてはいかがでしょうか。