新卒でメガバンクを辞め、転職するメリットとは?

仕事・転職

新卒で銀行に入った理由は?

私は2013年4月に新卒で銀行員になりました。
一般的な就職活動をし、メガバンクに一番最初に内定をもらえた私は、特にやりたいこともなかったため入社を即決。

当時は就職活動が嫌でとにかく早く終わらせてしまいたかったため、「やったー!就活が終わる!」という感覚でした。

また、メガバンクに入っておけば間違いないだろうという浅はかな考えもありました。

私が入社したのはエリア特定の総合職で、外国為替を取り扱う部署です。

入社して即、銀行が嫌になってしまったワケ

銀行、特にメガバンクは「合う合わない」がはっきりする会社だと思います。

上下関係や日本的な文化に親しみのある部活に入っていた人や、マニュアル通りに仕事をこなすのが得意な人には合うかもしれません。

自由を好み、無駄なルールや飲み会を嫌う人間は、銀行ほど合わない組織はありません。

入社してすぐ3ヶ月間の泊まり研修があり、そこで集団生活や厳しい規則に慣れず脱落していく同期も多くいました。

この研修の時点ですでに「辞めたい・・・。」という気持ちになっていました。

  • 30人ずつくらいのクラスに別れて集団行動
  • 毎日テストがあり、合格不合格がある
  • 中間・期末テストは受かるまで追試を受ける
  • クラスで成績が悪い人がいると連帯責任になる
  • 何か問題があると全員反省文を書かされる
  • 銀行独自の謎のしきたりを学ばせられる
ムチ太
ムチ太

ごめん。僕もその生活無理だわ。

研修はこんな感じでしたが、当然、支店へ配属後も合わないことだらけでした。

  • 新卒は出し物をしたり、飲み会を仕切らなければならない
  • 飲み会ではヨイショしないといけない
  • この時代になって何でもかんでも紙だらけ
  • 総合職は男性、一般職は女性が多いため男尊女卑がある
  • 厳しい上下関係があり、上司がめんどくさい

他にも、ここでは話せないくらいの辞めたい理由が沢山ありました。

しかも、銀行がやりたい仕事と言う訳ではなく「なんとなく」入社してしまった私には大ダメージ

自業自得ですが、半年経った頃には辞めたすぎて鬱のような状態になっていました。
朝早く起きるのも大変で、毎日「嫌だなぁ。行きたくないなぁ」と思いながら満員電車に乗る生活。

これは大学生から社会人になった時のギャップによるものではなく、明らかに銀行が合わなかったことが原因でした。

新卒の思い出はそんな感じで、最悪でした。
この記事を読んでいる方も共感できる部分はあるのではないでしょうか?

新卒の間に転職をしたら仕事が楽しくなった

ムチ太
ムチ太

とはいえ、せっかくメガバンクに入社できたんだし、銀行辞めるのはやっぱり迷ったでしょ?

新卒で辞めることに迷いは全くありませんでした。
それほどに、銀行が嫌いでした。笑

このままうつ状態で数年過ごすより、スパッと辞めてしまって新しい会社で働いた方が幸せになるんじゃないかと考えたのです。

また早ければ早いほど、違う分野への挑戦も可能となります。
今回特に伝えたかったのはここの部分で、違う仕事にも興味が少しでもあるなら、決断は早いに越したことはないです。

「新卒だから・・・」「こんな早く転職したら周囲の目が気になる」
「親に反対されていて厳しい」

このような声を良く聞きます。
しかし、新卒だからこそ今だから挑戦できることをやらずに後悔しないと言えますか?

なんだか熱血教師みたいになってしまいましたが、私は新卒でメガバンクを辞め200人規模のベンチャー企業に入社しました。
新しい職場は銀行とは180度違う世界で学びも多く、毎日がキラキラしていました。

銀行を退職したことを後悔した日は一度もありません。

私の同期も続々と銀行を退職し、今は別の企業でしっかり働いています。
仕事が楽しいと言うのはこう言うことか!」という感覚を、あなたにも実感してもらいたいです。

銀行で働き続けるメリットと、辞めるメリットは?

銀行で働くメリットってなんでしょうか?
少なくともこれを読んでいるあなたにとっては、銀行のメリットは少ないのではないかと思います。

  • やらかさなければ、毎年少しずつ昇級する
  • リストラにあう可能性が非常に低い
  • 福利厚生がしっかりしている

思い浮かんだのはこの3つだけです。

あなたにとってこれらは重要ですか?

では逆に銀行を辞めることのメリットを考えましょう。

  • やりたかったことに挑戦できる
  • 面倒な上下関係や銀行の雰囲気から離れられる
  • 仕事の楽しさを見つけられる
  • 「印鑑」「紙の書類」から、「デジタル」「電子書類」に変わり効率がUP
  • AIにもできるような単純作業ではなく、クリエイティブな仕事に挑戦できる
  • 人間関係が広がる
  • 年収が上がる
  • 銀行のマニュアル業務ではなく、自分で考えて行動できる

あなたにとってどれが当てはまるか分かりませんが、私は全て達成できました。

銀行は長く働けば働くほど、転職がしづらくなります。
銀行で働くメリットと転職するメリットを考え、最適な選択をしてください。

異業種への転職も視野に入れているなら、若い方が良いのは確実です。

まとめ

この記事を読んでいるあなたにとって、メガバンクを辞めるというのは「正しい決断」となる可能性が非常に高いです。

銀行のシステムに疑問を感じている人ほど、他の会社で働くと活躍できると考えているからです。

繰り返しとなりますが、新卒で銀行を辞めることは悪いことではありません
あと余談ですが、メガバンクに入社したという事実は転職の際プラスに働くため、転職活動がしやすいのは正直ありがたかったです。

あなたも新卒で銀行に入社したことを後悔しているなら、早めに行動に移すことをおすすめします!

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